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ITパスポートの勉強を始めると、計算問題が気になりますよね。
そう思う人も多いですが…
結論:計算問題を全部は捨てなくて大丈夫です。
解きやすい型だけ拾っておけば、分野別の足切りを防ぎやすくなります。
この記事でわかること
- 計算問題を捨てても合格できるのか(合格条件)
- 公開問題5年分で数えた、計算問題の出題数
- 捨てずに取れる計算問題3パターン
- 最低限の対策と、勉強の進め方
計算問題は捨てていい?結論と合格条件

結論:全部は捨てず、解きやすい型だけ拾う
- 捨てても合格できる可能性はある
- ただし3分野それぞれに300点以上の足切りがある
- 利益・工数・確率など、解きやすい型だけ拾えば足切りを防ぎやすい
ITパスポートは、総合評価点が1,000点満点中600点以上で合格です。
さらに、次の3分野それぞれで300点以上を取る必要があります。
| ITパスポート試験合格基準 | |
| 総合評価点 | 600点/1,000点満点 |
| 分野別評価点 | ストラテジ系 300点以上/1,000点 マネジメント系 300点以上/1,000点 テクノロジ系 300点以上/1,000点 |
配点についての注意
- ITパスポートはIRT方式で、1問ごとの配点は公表されていません
- そのため「計算問題は何点分」とは言い切れません
計算問題を落としても、他の問題で得点できれば合格ラインに届くこともあります。
とは言え、最初から捨てる戦略はあまりおすすめできません。
試験制度についての注意
2026年12月28日以降は試験が休止となる予定で、2027年度には新しい試験制度(予定)が始まります。詳しくはシラバスの記事にまとめています。
計算問題は何問出る?公開問題5年分で数えた

不安になる人も多いと思います。
そこで、IPAが公開している令和4〜8年度の公開問題5年分(各100問)で、計算問題の数を分野別に数えてみました。
年度別の計算問題数
| 年度 | 合計 | ストラテジ | マネジメント | テクノロジ |
| 令和4年度(2022) | 6問 | 2問 | 2問 | 2問 |
| 令和5年度(2023) | 8問 | 3問 | 2問 | 3問 |
| 令和6年度(2024) | 7問 | 2問 | 2問 | 3問 |
| 令和7年度(2025) | 6問 | 2問 | 2問 | 2問 |
| 令和8年度(2026) | 3問 | 1問 | 2問 | 0問 |
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題(令和4〜8年度)をもとに当サイトで集計
5年分を合わせると30問で、1年度あたり3〜8問でした。
数えた中には、たとえば次のような問題が入っています。
- 令和4年度 問28(流動比率)
- 令和5年度 問13(損益分岐点)
- 令和6年度 問67(システム稼働率)
- 令和7年度 問34(損益分岐の販売個数)
数え方と注意点
数え方と注意
- 答えを出すのに数値の計算が必要な問題を数えた
- 擬似言語の問題は数えていない
- 公開問題と、実際のCBT試験の出題は同じではない
- 年度によって3〜8問と差がある
と気になりますが、受ける回の出題数は事前に分かりません。
この表は、あくまで目安として見てください。
出題される分野
表のとおり、計算問題は特定の分野だけに出るわけではありません。
後ほど紹介する3題は、四則演算と基本の確率で解けるものです。
捨てるとどうなる?分野別300点のリスク

計算問題は捨てない方がいい理由
- 特定の分野で得点が伸びにくくなる可能性がある
- 計算問題はパターンが決まっているものが多い
計算問題を捨てるリスク
- 他の問題でミスしたときの余裕がなくなる
- 分野別得点が足りなくなる可能性
公開問題では、ストラテジ系とマネジメント系は5年分すべてに計算問題が入っていました。
各分野で足切りがあるので、計算問題をすべて捨てると思わぬところで点数が足りなくなる場合も…
完全に捨てるよりも、基本的な計算問題だけでも対策しておく方が安心でしょう。
分野別300点の足切りは、プログラミングを捨てる場合にも関わってきます。捨てても合格できる条件は、ITパスポートのプログラミングは捨てる?最低限の対策で整理しています。
捨てずに取れる計算問題3パターン

ここまで読んで、「実際どんな計算問題が出るの?」と気になってきますよね。
難しくないかも」そう感じる問題も多いので、実際の過去問を確認していきましょう。
利益率の計算(ストラテジ分野・平成30年度秋期の問題)
答え:アの77
この問題は利益の計画と実績を比べる問題です。
まず利益の計算式はこちら。
利益 = 販売価格 × 販売数 − 仕入価格 × 仕入数
次に計画の利益を計算します。
1,500円 × 1,000個 − 1,000円 × 1,000個= 50万円
続いて実績の利益です。
1,350円 × 1,100個 − 1,000円 × 1,100個= 38万5,000円
最後に、実績が計画の何%かを計算します。
38万5,000 ÷ 50万 × 100= 77%
したがって答えは ア(77)
工数の計算(マネジメント分野・令和5年度 問55)
マネジメント分野では、プロジェクトの作業量(工数)を計算する問題が出題されています。
答え:イの11
「人数 × 日数」で作業量を考えるのがポイント
今回の問題も、まずは全体の作業量を計算します。
最初の計画はこちらです。
10人 × 15日 = 150人日
つまり、この仕事には合計150人日分の作業量があると分かります。
次に、最初の5日間で進んだ作業量を計算します。
8人 × 5日 = 40人日
ここまでで40人日分の作業が終わりました。
残りの作業量はこちらです。
150 − 40 = 110人日
残りの日数は、15日 − 5日 = 10日
つまり、この10日間で110人日分の作業を終わらせる必要があります。
必要な人数は次の計算です。
110 ÷ 10 = 11人
したがって答えはイ(11)
プロジェクト管理の計算問題ではよく出るタイプなので覚えておきましょう。
確率の計算(テクノロジ分野・令和6年度 問83)
テクノロジ分野では、確率を使った計算問題が出ることがあります。
といっても難しい数学ではありません。
サイコロなどを使った基本的な確率が多いです。
答え:エ(125 / 216)
まず、1回のサイコロで1が出ない確率を考えます。
サイコロは6面なので、1以外の目は「2・3・4・5・6」の 5通り
つまり5 / 6になります。
次に、これを 3回連続で考えます。
(5/6) × (5/6) × (5/6)= (5/6)³= 125 / 216
したがって答えはエ(125 / 216)
「1回の確率 × 回数分」で考えるのがポイント
テクノロジ分野では、このような基本的な確率問題が出題されることがあります。
ここまで見てきて、「思ったより難しくないかも」と感じた人も多いのではないでしょうか。
実際、ITパスポートの計算問題は、複雑な数学が出るわけではありません。
計算問題の出題パターン
- 利益計算
- 工数計算
- 確率
基本パターンなので、ポイントさえ押さえておけば、十分得点できるレベルだと思います。
計算問題の最低限の対策

ここでは、効率よく得点するための最低限の対策を紹介します。
難しい問題は後回しにして時間配分を決める
計算問題は、解きやすい型から確実に取るのが基本です。
- 解けそうにない問題は、無理に粘らず後回しにする
- 1問にかける時間の目安を、先に決めておく
- 利益・工数・確率の3パターンは取りこぼさない
よく出る公式とパターンを覚える
計算問題を解くときは、まず基本の公式を押さえておきましょう。
公式を覚えておくと、問題を見たときにどの計算を使うか判断しやすくなります。
使う公式は、次の記事に一覧でまとめました▼
過去問で計算に慣れる
特にITパスポートは、似たタイプの問題が繰り返し出る試験です。
実際に公開問題5年分を見ても、アローダイアグラム(日数・要員)は3回、稼働率は3回、損益分岐点は2回出ています。
演習で「このタイプの問題だな」と解き方の訓練をすることが重要です。
公式の過去問や無料で使える教材は、次の記事にまとめました▼
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ITパスポートテキスト無料PDF|無料教材まとめ【2026】
少しずつでも問題を解く習慣を作ると、計算問題にも自然と慣れていくでしょう。
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読みたい本が対象かは、登録画面や商品ページで確認してから申し込みましょう。
その他、無料教材のリストは以下記事で▼
電卓は使えない
ITパスポート試験では電卓は使えません。
計算には、会場で用意されるメモ用紙とシャープペンシルを使います。
持ち込めるものや計算のコツは、次の記事で詳しく解説しています▼
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ITパスポートで電卓は使える?持ち込みNGと計算の対策
本格的に教材を選びたいとき
紙の参考書やUdemy、通信講座まで比べて選びたい人は、次の記事も参考にしてみてください▼
ITパスポート計算問題は捨てる?何問出るかと最低限の対策まとめ

今回のポイントを整理します▼
結論:計算問題はこう考える
- 公開問題5年分では、計算問題は1年度あたり3〜8問(合計30問)
- 捨てても合格は可能だが、分野別300点の足切りがある
- 利益・工数・確率の解きやすい型だけは拾っておく
- 完全放棄は避け、公式の一覧と過去問で最低限の対策をする
苦手な場合でも、
・過去問でパターンを覚える
・よく出る公式を覚える
この2つをやるだけでかなり解きやすくなります。
計算問題はそこまで怖い存在ではないので、対策をとって合格に近づきましょう。




