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「公務員あがりは無試験で行政書士になれる」って聞いたことはありますか?
合格率10%前後の国家資格をパスしなくてもなれちゃうんです。
そんな羨ましい制度を「特認制度」といいます。
ただ、誰でも簡単に行政書士資格がえられるわけではありません。
そりゃそうですよね。
他人の重要な手続きを代理するわけですから。
今回は公務員あがりで行政書士を目指す人の、具体的なステップをみていきたいと思います。
【行政書士】公務員あがり無試験は何年でなれる?
特任制度は、一定の条件を満たした公務員が行政書士の資格を取得できる制度です。
公務員を経験したからといって、誰でもなれるわけではありません。
17年以上、行政事務を行った国家公務員や地方公務員(中卒の場合は、20年以上)
大学卒業後に公務員になって、その17年後は49歳
中卒で公務員になって、その20年後なら45歳
行政書士の主な業務の「許認可申請書類の提出や手続きの代行」は、官公庁に対しておこないます。
それを受け取った公務員は、提出しされた書類の確認や審査(行政事務)を担当。
17年間(中卒なら20年)行政事務を担当した公務員なら、手続きのことをよく知っているからということなんですね。
ただし、公務員は副業が禁止されているので、公務員をやりながら行政書士はNGです。
3月31日で地方公務員(自治体職員)を退職します。
— ひろと@行政書士開業準備中 (@hiroto_study86) February 26, 2025
行政書士試験合格後、かなり悩みましたが、決断しました。
行政書士として開業予定です。
家族・友達ほぼ全員に反対されました。
仕事を続ければ安定した給料を貰えますが今後も進みたい道ではありませんでした。
自分の中では納得した決断です。
公務員あがり行政書士へ!転身まで2ステップ
上記では、学校卒業後に17年間(中卒の場合20年)行政事務を担当していたら、行政書士になれる特任制度をご紹介しました。
これで、「毎日通勤するのも体力的にきつくなってきたし、よし開業しよう!」と先走るのはやめてください。
というのも、行政書士として開業するには、更なるステップがあるからです。
公務員あがり行政書士へ!転身ステップ①:公務員事前調査
引用:東京都行政書士会
行政事務歴による登録資格の有無を判断されます。
引用:東京都行政書士会
正確に漏れなく記入しましょう。
行政書士の本試験を受ける場合は、結果待ちまでドキドキで落ち着かない毎日ですが、特認制度の場合、通常ここで不適格となることは考えにくいでしょう。
公務員あがり行政書士へ!転身ステップ②:行政書士会の審登録
引用:大阪府行政書士会
公務員の職歴が証明されても、まだ行政書士として活動はできません。
事務所として利用するスペースは独立性が確保されているのかなど現地調査があり、その後に行政書士会に登録をします。
ちなみに、事務所の設備はこのようなものです。
引用:大阪府行政書士会
事務所を用意するにも費用がかかりますし、準備金は用意しておきましょう。
行政書士会に登録・審査が必要
事務所を準備する(現地調査あり)
登録費用は30万〜50万円ほど
登録費用の内訳(大阪府行政書士会の場合)
- 登録審査手数料:25,000円
- 入会預かり金:250,000円
- 登録免許税:30,000円
この登録・審査が完了してようやく、正式に行政書士として活動ができるんです。
公務員あがり行政書士へ|人気の理由3選
私の知っている行政書士だと、元警察官という方が結構います。
車庫証明、古物商や風俗営業などは警察署へ書類を提するので、警察官を辞めた後はそちら方面で活躍される方がいるようです。
他にも人気の理由は主に3つありますよ。
公務員あがり行政書士へ|人気の理由①:退職後も働ける
年金だけでは生活が不安
体はまだまだ元気なので、もっと働いていたい
これまでの経験を活かして社会とかかわっていたい
60代まで公務員として働いて、定年退職をする方は多いですよね。
退職後、このような理由から行政書士を選ぶ人がいます。
公務員かあがり行政書士へ|人気の理由②:自由な働き方ができる
仕事の時間や休みを自分で決められる
得意な分野の仕事ができる
苦手な人間関係に悩まなくていい
公務員は組織のルールに従って働かなければなりません。
真面目な方が多いですが、中には繊細でその働き方や人間関係にストレスを感じてしまう方も中にはいますよね。
一方、行政書士は個人事業主のケースが多いです。
その分、自由がききやすく組織で働くよりもストレスはかなり少ないと思います。
私も以前は組織で働いていましたが、今は資格をとって自由な働き方ができるようになりよかったと感じています。
【行政書士】公務員あがり無試験は何年でなれる?まとめ
公務員として働いた経験は、行政書士の仕事にとっても役に立ちます。
公務員あがりなら試験をパスできてしまい、これまでの経験も活かせていきなり活躍できる職業が行政書士!
特認制度が利用できる方は、挑戦するのもいいですね。
とはいえ、まだ30代で40代後半まで待てないという方は、頑張って受験するのもあり。
自分に合った予備校を頼ると、早くて1年で合格できるかもしれません!
予備校の口コミなどもまとめているので、よければご覧下さい。
私は子育て主婦で行政書士にチャレンジしました。
「【30代子育て主婦】行政書士独学可能?合格メソッド全公開!」では、私の予備校選びから勉強法・本試験直前対策までの全てを書いているのでよかったら読んでみてください。