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過去問は何年分やればいいの?
行政書士試験の過去問は、10年分を目安に取り組むのがおすすめです。
5年分でも直近の傾向はつかめますが、出題範囲が広いため、それだけでは重要な知識を十分に確認しきれないことがあります。
ただし、過去問は解く年数だけでなく、使い方も大切です。
答えを覚えるのではなく、なぜその答えになるのかまで確認していきましょう。
この記事でわかること
- 行政書士試験の過去問は何年分やるべきか
- 5年分だけでは足りない理由
- 古すぎる過去問をやりすぎる注意点
- 過去問を使った効率のよい勉強法
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行政書士の過去問は何年分?5年ではダメな理由
行政書士試験の過去問は、基本的には10年分を目安に取り組むのがおすすめです。
ただし、すべての科目を同じように10年分やる必要はありません。
行政書士試験は、行政法・民法・憲法・商法・会社法・基礎知識など、科目ごとに特徴が違います。
たとえば、行政法は配点が大きく、過去に問われた知識が形を変えて出題されることも多いため、10年分をしっかり確認しておきたい科目です。
一方で、民法は法改正の影響を受けやすいため、古い過去問をやりすぎると、今の法律と合わない知識を覚えてしまうおそれがあります。
また、基礎知識の中でも政治・経済・社会は時事性があるため、古すぎる問題を深追いしても効率がよいとはいえません。
そのため、行政書士試験の過去問は「全部の科目を何が何でも10年分」と考えるより、科目ごとに取り組む年数を変える方が現実的です。
| 科目 | 過去問の目安 | 理由 |
| 行政法 | 10〜15年 | 配点が大きく、過去問で問われた知識が本試験でも役立ちやすいため |
| 民法 | 5〜10年 | 2020年法改正の影響を受けやすく、古い問題は今の内容と合わない場合があるため |
| 憲法 | 10年 | 判例の結論だけでなく判旨の「論理」を過去問で追うことが重要 |
| 商法・会社法 | 5〜7年 | 出題数が少ないため、よく出る分野を中心に確認するのが現実的なため |
| 基礎知識 | 5年 | 古い時事問題は参考になりにくく、文章理解や情報通信を優先したいため |
大切なのは、ただ年数を増やすことではありません。
正解できたかどうかだけで終わらせず、「なぜ正しいのか」「どこが間違っているのか」まで確認することが大切です。
特に5肢択一では、正解の選択肢だけでなく、ほかの選択肢の間違いも説明できるようにしておくと、本試験で初めて見る問題にも対応しやすくなります。
過去問は5年分で足りない理由
行政書士試験の過去問は、5年分だけでは少し足りないと考えた方がよいです。
ただし、10年以上の過去問を何でもかんでも解けばよいわけでもありません。
5年分だけでは足りない理由
5年分だけでは足りない理由は、問題数が限られ、出題のサイクルを十分に拾いきれないことがあるからです。
数年前に出た論点が、形を変えてまた問われることもあります。
特に行政法は、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法など、くり返し問われる重要分野(配点配点112点)と合否に最も影響を与える上、「リサイクル出題率が高い」とされる科目です。
それが、5年分だけだと、たまたま出題されていない重要論点を見落としてしまうかもしれません。
5年分だけでは足りない理由
- 出題のサイクルを拾いきれないことがある
- 同じ知識の違う聞かれ方に慣れにくい
- 問題数が少なく、演習量が足りない
- たまたま出ていない重要論点を見落とす
行政法はやればやるほど、点数の積み上げにつながる科目なんだね。
そのため、特に行政法は5年分で終わらせるより、10年分を目安に確認しておく方が安心です。
ただし、すべての科目で必ず10年分以上やるべき、という意味ではありません。
10年以上の過去問はやりすぎな科目もあり?
行政書士試験の過去問は10年分が目安ですが、古い問題をやりすぎる場合は注意が必要です。
特に民法は、2020年に大きな改正がありました。
古い過去問をそのまま解くと、現在の法律とは答えが変わっていて逆効果になることもあるからです。
また、基礎知識の政治・経済・社会は時事性があります。
古すぎる問題を何度も解くより、文章理解や情報通信、個人情報保護など、得点につながりやすい分野を優先した方が効率的です。
古すぎる過去問に注意したい理由
- 法改正によって、今の法律と答えが変わっている問題がある
- 民法は2020年改正の影響を受けやすい
- 基礎知識の時事問題は、古い内容が今の試験対策に向かない
- 古い問題に時間を使いすぎると、重要な最新論点に手が回らなくなる
- 間違った知識を覚えてしまうおそれがある
古い過去問を解いていると、間違った知識を覚えてしまリスクがあるんだ。
古い過去問を使う場合は、法改正に対応した教材を選ぶことが大切です。
市販の過去問集や通信講座の教材でも、改正後の内容に直されているものを使うようにしましょう。
過去問は何回繰り返すのが正解?
過去問は、1回解いて終わりではなく、何度かくり返すことが大切です。
ただし、回数だけを増やしても、答えを覚えてしまうだけでは意味がありません。
大切なのは、消去法でなんとなく選ぶのではなく、「この選択肢はここが間違っているから×」と判断できるようにすることです。
| 回数 | 使い方 |
| 1回目 | 通して全体像を把握する |
| 2回目~ | 解説を読み込み、間違えた問題はテキストに戻って確認する |
| 5回目~ | 選択肢ごとに、どこが間違っているのか説明できるようにする |
| 仕上げ | 時間内に解けるかを確認し、本試験を意識して解く |
何周したかよりも、どこまで理解できているかが大切です。
何周もすると答えを覚えてしまいます。
だからこそ、正解したかどうかより「どこが間違っているから×なのか」を確認するようにしていました。
すべての問題を完璧にする必要はありません。
どうしても難しい問題や、正答率が低い問題に時間をかけすぎると、行政法や民法など重要科目の復習時間が減ってしまいます。
過去問は、同じ熱量ですべてを解くのではなく、科目や問題ごとに強弱をつけて使いましょう。
行政法や民法の基本問題はしっかり確認し、難しすぎる問題は深入りしすぎない。
このように使い分けることで、限られた勉強時間を効率よく使えます。
私が通信講座選びから試験当日までにやったことは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら、あわせて読んでみてください。
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行政書士独学可能?予備校選びから合格までの体験記全公開!
科目別過去問の効果的な使い方
行政書士試験の過去問は、科目ごとに使い方を変えることが大切です。
なぜなら、行政法・民法・憲法・商法・会社法・基礎知識では、出題数も配点も、問われ方も違うからです。
【行政法】条文と過去問を往復する
行政法は、行政書士試験で最も重視したい科目です。
配点が大きく、過去問で問われた知識が形を変えて出題されることもあるので、問題を解いたら、テキストや条文に戻って確認しましょう。
特に
- 行政手続
- 行政不服審査法
- 行政事件訴訟法
は重点的に確認したい分野です。
行政法の過去問で見るポイント
- どの条文が問われているか
- 似た制度との違いは何か
- 行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法を重点的に見る
- 間違えた問題はテキストに戻る
- 正解の理由を説明できるようにする
私も過去問と条文を往復しながら、条文の細かい部分を暗記しました。

行政法は、過去問をやった分だけ力になりやすい科目です。
【民法】事例を図にしながら解く
民法は登場人物の関係を読み取りながら答える問題が多く、答えを暗記するだけでは対応しにくい科目です。
民法の過去問で見るポイント
- 登場人物の関係を図にする
- 誰が誰に請求できるのか確認する
- なぜその結論になるのか考える
- 答えの暗記だけで終わらせない
- 法改正に対応した教材を使う
民法は、文章だけで追うと混乱しやすいです。図にすると、一気に見えやすくなることがあります。
民法は、問題文を読む力も必要です。
Aさん、Bさん、Cさんが出てきたら、簡単な図を書いて整理しましょう。
- 誰が誰に請求できるのか
- どの時点で権利が発生するのか
を見ることが大切です。
過去問を解くときは、結論だけでなく理由まで確認しておきましょう。
【憲法】判例の考え方を確認する
憲法は、条文だけでなく判例の考え方も問われます。
そのため、過去問では「結論」だけを覚えるのではなく、なぜその判断になったのかを確認しましょう。
人権分野では判例、統治分野では条文や制度の理解が大切です。
憲法の過去問で見るポイント
- 判例の結論だけで終わらせない
- なぜその判断になったのか確認する
- 人権分野は判例を重視する
- 統治分野は条文と制度を整理する
- 基本問題を落とさないようにする
問題数は多くありませんが、落とせない科目でもあります。
講師から「憲法は満点を狙える科目だから、落とさないように」と言われていたので、私も模試や本試験で得点源にできるレベルまで仕上げていました。
基本的な判例や条文は確実に押さえておきましょう。
【商法・会社法】頻出分野にしぼる
商法・会社法は、行政法や民法ほど配点が大きい科目ではありません。
そのため、細かいところまで追いかけすぎると、勉強時間の使い方として効率が悪くなることがあります。
過去問では、会社の設立、株式、機関など、よく出る分野を中心に確認しましょう。
満点を狙うより、取れる問題を落とさない意識が大切です。
商法・会社法の過去問で見るポイント
- 会社の設立を確認する
- 株式の基本を押さえる
- 機関の問題を中心に見る
- 細かい論点を深追いしすぎない
- 取れる問題を落とさない意識で進める
行政法や民法の勉強時間を削らないように、バランスを見ながら進めましょう。
【基礎知識】足切り回避を意識する
基礎知識は、足切りを避けるために対策が必要な科目です。
ただし、政治・経済・社会の古い時事問題を深追いするのは効率的ではありません。
過去問を使うなら、文章理解や情報通信、個人情報保護などを優先しましょう。
基礎知識の過去問で見るポイント
- 文章理解を優先する
- 情報通信の基本用語を確認する
- 個人情報保護を押さえる
- 古い時事問題を深追いしない
- 足切り回避を意識する
確かにそうですよね。
文章理解を解くのは学生以来で、最初はかなり久しぶりでした。
正直、実力がついているのか分かりにくい科目でしたが、受験期間の後半は毎日1題ずつ解くようにしていました。
とにかく、基礎知識は範囲が広いので全部やろうとすると大変なので、足きり回避の科目と割り切り、取るべきところにしぼって対策しましょう。
行政法と民法はしっかり取り組み、商法・会社法や基礎知識は深追いしすぎない。
このように強弱をつけることで、限られた勉強時間を合格に近いところへ使いやすくなります。
直前期は模試で本番の練習をする
過去問をある程度解いたら、直前期には模試を受けることもおすすめです。
過去問だけでは、3時間の時間配分や本番の緊張感までは分かりにくいからです。
LECの模試って人気だよね。
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- 全国規模で実施されている
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- 点数以外にも個人評価もしてくれる
- 成績表で全国の受験生の中での位置が分かる
- 模試だけでも申し込みできる過去問後の実力確認に使いやすい
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LEC行政書士模試を解説|費用・採点・日程
行政書士の過去問は何年分?5年ではダメな理由まとめ
過去問は最低でも3回はくり返し、それ以降はすべての選択肢について「なぜ正しいのか」「どこが間違っているのか」を説明できるかを目安に進めましょう。
ただし、古すぎる問題や難しすぎる問題に深入りしすぎる必要はありません。
時間内に解く練習もしながら、科目や問題ごとに強弱をつけて過去問を活用していきましょう。