中小企業診断士の資格取得を目指す際、
- 2次試験
- 養成課程
のどちらのコースにしようかと悩みませんか?
- 簡単にサクッととれるのなら、試験勉強をしなくていい養成課程のが楽ちんなんだけど...
- 養成課程ってどのくらい日数かかるんだろう
今回は、それぞれの
- スケジュール
- 合格率
などの比較を見ていきたいと思います。
1次試験後のコースを迷っている方の参考になれば嬉しいです。
中小企業診断士|養成課程厳しい?2次試験と比較
中小企業診断士の資格を取得するには、主に2つの方法があります。
- 一つ目:1次試験と2次試験を受験し、合格する方法
- 二つ目:養成課程を修了する方法
それぞれの方法には特徴があり、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
中小企業診断士|養成課程は厳しい?スケジュールと合格率
中小企業診断士|1次試験
1次試験は、毎年8月上旬の土日2日間にわたり実施されます。
試験科目は、
- 経済学・経済政策
- 財務・会計
- 企業経営理論
- 運営管理
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
の7科目。
合格率は年度によって変動しますが、概ね20%から40%の間で推移しています。
例えば、2023年度の1次試験の合格率は29.6%でした。
中小企業診断士|2次試験
さて、気になる2次試験です。
2次試験は、
- 筆記試験
- 口述試験
から構成されます。
- 筆記試験:毎年10月下旬の日曜日
- 合格発表:12月中旬
- 口述試験:1月下旬
- 最終的な合格発表:翌年2月上旬
つまり、筆記から最終合格発表まで3カ月半ほどかかるということです。
2次試験の筆記試験の合格率は約18%から19%で推移していて、令和6年度は18.7%でした。
中小企業診断士|養成課程スケジュール、合格率
養成課程は、指定の教育機関で1年以上の実務研修を受け、修了することで資格を取得する方法です。
この方法では、2次試験を受ける必要がありません。
入学試験は、
- 書類選考
- 面接
などが行われ、倍率は約3~4倍とされています。
入学後のカリキュラムは厳しく、途中で退学するケースもあります。
兵庫県立大学 経営専門職大学院の養成家庭コースを見てみましょう。
期間は2年。
募集人員は16名。
入学ができて講義や実習にきちんと出席をしていけば、登録は見えてきますね。
とはいえ、社会人でこの2年間のカリキュラムをこなすのは、相当ハードになってくるはず。
- 入学料:423,000円
- 授業料(年額):535,800円
- 実習費(2年分):340,000円
- 合計:1,834,600円
費用も相当かかるので、自分の学習スタイルや生活状況に合わせて選択することが重要です。
中小企業診断士|養成課程厳しい?2次試験と比較まとめ
中小企業診断士の資格取得には、試験合格と養成課程修了の2つの方法がありました。
それぞれに難易度や特徴が異なるため、自分に合った方法を選択することが大切です。
しっかりと情報収集を行い、計画的に準備を進めてください。