「秘書検定は意味がない」と言われることがあります。
- 資格を取っても役に立たない
- 仕事には必要ない
という意見を聞くと、受験を迷ってしまうかもしれません。
でも、本当に「意味ない」のでしょうか。
実際に資格を持っている人の声や、仕事での活かし方を知ると、考えが変わるかもしれません。
この記事では、秘書検定が意味ないと言われる理由を一つずつ取り上げ、それに対して反論していきます。
受験を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
秘書検定意味ないと言われる理由に徹底反論
秘書検定はビジネスマナーを学べる資格ですが、一部では「意味ない」と言われることがあります。
どのような理由でそう思われるのか、まずはよくある意見を紹介します。
秘書検定意味ないと言われる理由①:就職や転職で有利にならない
秘書検定を持っていても、採用に大きく影響しないと言われることがあります。
求人の条件に「秘書検定〇級以上」と書かれていることは少なく、実際に持っていなくても秘書として働いている人はたくさんいるのが事実。
そういう実態から、「資格がなくても問題ないのでは?」という意見があるようです。
秘書検定意味ないと言われる理由②:実務に役立たない
秘書検定では、言葉づかいや礼儀作法などを学びます。
でも、仕事の現場では臨機応変な対応が求められることが多く、検定で学んだ知識だけでは通用しない場面も。
そのため、「机上の知識にすぎず、実際の仕事にはあまり役に立たない」と考える人もいるようです。
秘書検定意味ないと言われる理由③:取得しなくても学べる
秘書検定で学ぶマナーやルールは、社会人として働く中で自然と身につくことも多いです。
職場で経験を積めば覚えられることを、わざわざ資格を取ってまで学ぶ必要があるのか、という疑問を持つ人もいます。
秘書検定意味ないは嘘で価値がある理由3選
上記では「秘書検定は意味ない」と言われる意見をご紹介したのですが、秘書検定には十分な価値があります。
それぞれの理由に対して、なぜ秘書検定が価値があるのかを考えてみましょう。
秘書検定は意味ないは嘘の理由①:就職や転職で評価される
確かに、秘書検定資格を持っているだけで採用が決まることは少ないかもしれません。
でも、履歴書に書くことで、ビジネスマナーを学んだ証明になります。
特に、新卒や社会人経験の少ない人にとっては、アピールポイントの一つに。
また、企業によっては「秘書検定2級以上が望ましい」としているところもあります。
直接的な影響は少なくても、持っていることで印象が良くなることは十分に考えられるでしょう。
秘書検定は意味ないは嘘の理由②:実務で役立つ
秘書検定で学ぶマナーや言葉づかいは、実際の仕事で使う機会がたくさんあります。
職種によっては、日常的に使うといってもいいかもしれません。
例えば、電話対応や来客対応では、正しい敬語や振るまいが求められます。
そもそも、社会人として当たり前に知っていないといけないマナーなので、知らないと自分や上司や会社が恥をかくことにもなりかねません。
上司や取引先と接する機会が多い職種では、マナーの基本ができているかどうかが評価につながることもあります。
例えば、社外の人に対しては上司のことを『さん』付けでは呼びません。
社外の人に対し『うちの部長の〇〇さんが~』と言ってしまう人(特に新入社員)は案外いると思います。
私の経験で話すと、『咲のママが〇〇で~』と新入社員に言われ、ものすごく驚いたことがありました。
自分のことを名前で呼び、母親のことをママと言ってしまうので『部長の〇〇さんが~』どころの話ではありません...
他にも、取引先への手土産げを購入し領収書を発行してもらう時に『宛名はまえかぶで~』と言いかけたら、レジ店員さんはさっさとカタカナで『マエカブ様』と宛名書きをしていました...
え...
このような失敗をしないためにも、特に新入社員はあらかじめ受験しておくと社会で役立つことは多いです。
秘書検定は意味ないは嘘の理由③:独学では学びにくい部分を体系的に学べる
社会人経験を積めば自然と身につくこともありますが、正しい知識を学ぶ機会が少ないのも事実です。
例えば、
- 敬語の使い方
- 文書の書き方
は、間違って覚えてしまうこともあります。
秘書検定ではこうした知識を体系的に学べるので、実際に仕事をする上でも役立ちます。
知らないとあたふたする場面でも、知識を身に着けているので自信をもって堂々と対応できることも多くなるでしょう。
秘書検定がおすすめな人3選
秘書検定は、誰にとっても必要な資格というわけではありませんが、次のような人には特におすすめです。
秘書検定がおすすめな人①:社会人マナーを学びたい人
- 新卒
- 社会人経験の少ない人
にとって、ビジネスマナーは不安に感じることが多いものです。
秘書検定を取得することで、基本的なマナーをしっかりと身につけることができます。
秘書検定がおすすめな人②:事務職や秘書を目指している人
- 秘書
- 事務職
- サービス業
- 営業職
などは、社内外のさまざまな人と関わる機会が多いです。
正しい言葉づかいや礼儀作法が求められるため、資格を通じて学んでおくと実際の業務で役立ちます。
以下の記事では、職種ごとにどのように評価されるのかをまとめました。
秘書検定がおすすめな人③:自分のスキルを証明したい人
秘書検定は、社会人としての基本的なスキルを証明する資格の一つです。
新卒の就職活動では履歴書に書くことで、ビジネスマナーに自信があることをアピールできます。
秘書検定意味ないと言われる理由に徹底反論まとめ
秘書検定が「意味がない」と言われることもありますが、それは人によって価値の感じ方が違うからだと思います。
資格を取ること自体がゴールではなく、学んだことをどう活かすかが大切。
特に、
- これから社会人として働く人
- 秘書・事務職や営業職・サービス業やを目指している人
にとっては、資格を通じて学ぶことが大きな力になります。
受験を迷っている方は、プラスになることは多いと思うのでぜひチャレンジしてみてください!