TOEICのスコアは英語力の目安として、大学や就職活動でよく使われます。
しかし
- 500点では大学のレベルが低いのでは?
- 就職では評価されないの?
と自分のスコアを不安に思う方もいるかもしれません。
実際のところ、
- 500点は大学生の平均と比べてどうなのか
- どのランクの大学なのか
- 就職活動ではどのくらいのスコアが求められるのか
を詳しく解説します。
TOEICのスコアを正しく理解し、自分にとって必要な英語力を知ることで、今後の勉強や進路選びに役立ててください。
TOEIC500点はどの大学レベル?就職活動でお払い箱は本当?
TOEIC500点は英語力の中級レベルと言われています。
- 簡単な日常会話はできるものの
- 複雑な内容を理解するのは難しいレベル
例えば、
- ゆっくり話してもらえば外国人と簡単なやり取りができる
- ビジネスの場ではまだ不十分
このような状態だと評価されることが多いです。
TOEICは
- リスニング(聞き取り)
- リーディング(読解)
の2つのセクションがあり、それぞれ495点満点です。
合計990点中、500点ということは、半分弱のスコアなのでまだまだ伸びしろのあるレベルです。
英語が得意な人から見ると「まだまだ伸ばせる」という印象になるでしょう。
TOEIC500点はどの大学レベル?
日本の大学生のTOEIC平均スコアは、おおよそ550点前後と言われています。
大学や学部によって差はありますが、文系の学生のほうが理系より高い傾向があります。
TOEIC500点で入学できる大学は、中堅からやや下のレベルの大学が中心です。
具体的には、偏差値50以下の私立大学や、一部の地方国公立大学で英語の基準として使われることがあります。
ただし、TOEICのスコアを入試で重視する大学は多くありません。
一般的には英検やGTECなど、他の英語試験のスコアを採用する学校が多いです。
また、英語に力を入れている大学や学部では、TOEIC600点以上を求めることが一般的。
そのため、500点では基準を満たさない場合もあります。
TOEIC500点レベル就職活動でお払い箱は本当?
結論から言うと、TOEIC500点だけで高く評価されることはほとんどありません。
就職活動では、企業の業種や職種によって求められるスコアが異なります。
一般的に以下のような基準が目安とされています。
- 500点未満:英語を使わない仕事なら問題なし
- 500~600点:最低限の英語力と評価されるが、アピールには不十分
- 600~700点:履歴書に書けるレベル
- 700点以上:英語を使う職種で評価される
- 800点以上:グローバル企業でも武器になる
500点は
- 英語に苦手意識がないとは言えるものの
- 英語が得意とは言えない
スコアです。
英語を使う仕事を目指すなら、少なくとも600点以上は必要になるでしょう。
TOEIC500点レベルからスコアを上げる方法
500点のスコアを伸ばすためには、リスニングとリーディングの両方をバランスよく強化することが大切です。
- リスニング対策
・簡単な英語のニュースやポッドキャストを聞く
・英語の映画やドラマを字幕なしで挑戦してみる
・シャドーイング(音声を真似して発音する練習)をする
- リーディング対策
・毎日短い英文を読む習慣をつける
・英語の単語帳を活用して語彙を増やす
・TOEICの公式問題集で読解練習をする
『TOEIC500点やばい?低いと言われる理由3つ』では、さらに詳細なスコアアップの方法をお届けしているので参考にしてください。
500点は受験者数の9.2%です。
平均スコア612点を前に苦戦して、悩んでいる方が多くいるのかもしれません。
TOEIC500点はどの大学レベル?就職活動でお払い箱は本当?まとめ
TOEIC500点は、大学生の平均よりやや低めのスコアですが、そこまで悲観する必要はありません。
ただし、就職活動ではアピールできるレベルではなく、600点以上を目指すのが理想的です。
スコアを上げるには、毎日少しずつ英語に触れることが大切。
500点をスタート地点と考え、無理のないペースで勉強を続けていきましょう。
英語力を伸ばせば、大学生活や就職活動での選択肢も広がるはずです。