TOEICには
- IPテスト
- 公開テスト
の2種類があります。
本記事では、
- TOEIC IPテストの違い
- それぞれの平均スコア
の違いをわかりやすく解説します。
- どちらを受けるか迷っている人
- スコアアップを目指している人
ぜひ参考にしてください。
TOEIC IPテストとは?
TOEIC IPテストは、企業や学校などが団体で申し込むテストです。
受験者は、所属する会社や大学が実施する回に参加します。
TOEIC公開テストとは違い、個人では申し込めません。
IPテストは、企業が社員の英語力を測るために使ったり、大学が学生のスキルを確認するために実施するので、
試験の形式は公開テストとほぼ同じですが、受験の環境が異なります。
受験会場
公開テストは全国の会場で実施されますが、IPテストは企業や学校の指定会場で行われます。
そのため、リラックスできる環境で受験できることが多いです。
スコアの有効期限
TOEIC公開テストのスコアは公式認定証として2年間有効です。
一方、IPテストは証明書が発行されません。
企業や学校によっては、IPテストのスコアを証明として認めてくれますが、一般的な公式書類としては使えないことが多いです。
料金
公開テストの受験料は約7,800円ですが、IPテストは団体向けのため、企業や学校が負担することが多いです。
受験者本人が支払う場合は、割安になることがあります。
TOEIC IPテストと公開テストとの平均スコア比較
TOEIC IPテストの平均スコアは、一般的に約490点前後とされています。
これは公開テストの平均よりも100点以上低い数値です。
- TOEIC IPテスト平均スコア:約490点
- TOEIC公開テスト平均スコア:約600点
IPテストのほうが低くなる理由はいくつかあります。
続いては、そうなりがちな理由をお届けします。
TOEIC IPテストのスコアが低くなりがちな理由3つ
TOEIC IPテストのスコアが低くなりがちな理由として、主に3つあるといわれています。
TOEIC IPテストのスコアが低くなりがちな理由①:受験者の層が異なる
公開テストは、英語の勉強をしている人やスコアアップを目指している人が多く受験します。
一方、IPテストは企業や学校の団体受験が中心です。
英語を苦手に感じている人や、受験を義務として受ける人も多いため、全体の平均スコアが低くなる傾向があります。
TOEIC IPテストのスコアが低くなりがちな理由②:事前準備をしない人が多い
公開テストを受ける人は、目標スコアを決めて勉強することが多いです。
しかし、IPテストでは
- 会社の指示で受ける
- 単位のために受験する
というケースもあります。
しっかり対策をしていない人が増えるため、全体のスコアが下がります。
TOEIC IPテストのスコアが低くなりがちな理由③:試験環境が影響する
IPテストは、企業や学校の会場で受けます。
慣れた場所で受けられるメリットはありますが、試験監督の厳しさが異なることもあります。
また、マークシートの方式が公開テストとは異なることがあり、戸惑う人もいます。
TOEIC IPテストと公開テストはどちらを受けるべき?
受験の目的によって、どちらが適しているかが変わります。
就職や転職でスコアを証明したい場合
企業によってはIPテストのスコアを認めてくれますが、一般的には公開テストの方が正式な証明になります。
履歴書に書くためのスコアが必要なら、公開テストを受けるほうがよいでしょう。
社内評価や単位取得が目的の場合
会社の昇進条件や、大学の単位取得が目的なら、IPテストでも問題ありません。
団体で申し込めるため、手続きも簡単です。
試しに受けてみたい場合
TOEICの形式に慣れるために受験したいなら、IPテストもおすすめです。
企業や学校が負担する場合、無料や低価格で受けられることもあります。
TOEIC IPテストのスコアを上げる方法3選
IPテストでも高スコアを取れば、企業や学校での評価が上がります。
スコアアップのために、以下の方法を試してみましょう。
TOEIC IPテストのスコアを上げる方法①:リスニング力を鍛える
TOEICのリスニングパートは全体の半分を占めます。
英語の音に慣れるために、毎日英語を聞く時間を作るとよいです。
ニュースや英語の会話を聞き、内容を理解する練習をすると効果的です。
TOEIC IPテストのスコアを上げる方法②:単語を増やす
TOEICでは、日常会話やビジネス英語の単語が多く出ます。
基本的な単語を押さえつつ、TOEIC用の単語帳を使って語彙を増やしましょう。
TOEIC IPテストのスコアを上げる方法③公式問題集を使う
TOEICの出題パターンに慣れることが大切です。
公式問題集を使って、時間を計りながら解く練習をすると、本番でもスムーズに問題に取り組めます。
TOEIC IPテスト平均スコアと公開テストとの違いまとめ
TOEIC IPテストは、企業や学校が団体向けに実施するテストて、そもそも実際される背景が違うことが分かりました。
平均スコアは約490点で、公開テストよりも低めです。
これは受験者の層や事前準備の違いが影響しています。
- 就職や転職でスコアを証明したいなら公開テスト
- 社内評価や単位取得が目的ならIPテスト
が向いているでしょう。
どちらを受けるにしても、スコアアップには対策が必要です。
計画的に学習を進め、目標スコアを目指しましょう。