宅建試験の「5点免除」は、本試験の得点が5点加算される制度です。
受験者の立場になると、この5点って大きいですよね。
5点で合格の可能性がぐんと上がるため、多くの人が「登録講習」を受けています。
でも、この5点免除を受けるためには「修了試験」に合格しなければなりません。
修了試験は、登録講習の最後に行われるもので、合格しないと5点免除は適用されないのです。
「修了試験なんて簡単だから落ちるわけがない」と思う人もいるかもしれませんが、実は落ちる人も一定数います。
この記事では、修了試験の合格率や落ちる人の特徴、対策について詳しく解説します。
宅建5点免除に落ちた?合格率と落ちる人の特徴
宅建では本試験で5点免除される制度があります。
簡単に免除されるなら、誰しも申し込みたいですよね。
早速、5点免除されるその制度や条件を見ていきましょう。
そもそも宅建5点免除とは?
宅建試験には「登録講習」という制度があります。
これは、決められた条件を満たした人が受けられる特別な講習で、修了すれば本試験で5点分の加算を受けることができます。
宅建5点免除の登録講習を受けるための条件
登録講習は、国土交通大臣の指定を受けた教育機関で実施されています。
講習を受けられるのは、以下のような人です。
- 宅地建物取引業に従事している
- 宅建業の仕事に関係がある
講習は合計10時間あり、決められたカリキュラムに沿って進められます。
宅建5点免除講習修了試験の概要
登録講習の最後には「修了試験」があります。
これは、講習の内容を理解しているかどうかを確認するための試験です。
試験の特徴は以下の通り。
- 問題数は20問程度
- 講習で学んだ内容から出題される
- 4択のマークシート形式が多い
- 合格基準は7割以上が一般的
この試験に合格しないと、5点免除を受けることができません。
宅建5点免除の修了試験の合格率
宅建は1問1点で50点満点。
合格点が毎年30点台なので、そのうちの5点は大きいですよね。
その5点が簡単にもらえるのなら、誰しもほしいですが落ちる人もいるようです。
修了試験は、基本的にはそれほど難しいものではありません。
そのため、多くの人が合格しています。一般的な合格率は90%以上と言われています。
しかし、逆に考えると「100人受けたら10人ほどは不合格になる」ということ。
決して「絶対に受かる試験」ではないため、油断は禁物です。
宅建5点免除の修了試験に落ちる人の特徴5つ
合格率は90%以上なので高いですが、1割弱の方は不合格です。
何か理由や特徴があると思いますので、それを一緒に見ていきましょう。
宅建5点免除に落ちる人特徴①:講習を真剣に受けていない
修了試験は、講習の内容をしっかり理解していれば合格できる試験です。
そのため、
- 講習を適当に聞いている
- 居眠りしていたりする
このような態度だと、試験の内容がわからず落ちる可能性があります。
宅建5点免除に落ちる人特徴②:試験前に復習しない
修了試験の合格率は高いですが、全く勉強せずに挑むと不合格になることもあります。
- 講習の内容をメモしなかった
- 復習をしなかった
このように講義の内容をきっちり習得していないと、修了試験で答えられないこともあるでしょう。
宅建5点免除に落ちる人特徴③:問題の読み間違いが多い
修了試験はマークシート形式のことが多いです。
でも、問題の文をしっかり読まないと正しく答えられません。
特に、
- 正しいものを選べ
- 誤っているものを選べ
といった設問を間違えてしまうと、大きく失点してしまいます。
宅建5点免除に落ちる人特徴④:マークミスや記入ミスをする
マークシートの場合、
- ずれた場所に記入してしまう
- 消しゴムで消しきれずに二重回答になる
と、正しく採点されないことがあります。
また、時間配分を誤って最後まで解き終わらないというケースもあるので、合格率は90%以上といわれますがしっかり対策はしましょう。
宅建5点免除に落ちる人特徴⑤:極端に難しく考えすぎる
修了試験は、講習で学んだ内容を確認するための試験です。
でも、中には「裏の意図があるのでは?」と深読みしすぎて、本来の正解を選べない人もいます。
シンプルに考え、素直に解答することが大切です。
宅建5点免除の修了試験に落ちないための対策
上記では宅建5点免除の終了試験に落ちる人の特徴をお伝えしました。
つまり、その逆
- しっかり受講する
- 復讐は怠らない
- 問題文をきっちり読む(ケアレスミスを防ぐ)
- マークミスをしない(一つずつ回答を確認しながら進める)
- 問題は素直に解く
5点免除への切符はぐんと近くなるのではないでしょうか。
『宅建満点合格は何人?高すぎる合格ライン突破の勉強法極意』では、満点合格者の極意勉強法を書いています。
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宅建5点免除に落ちた?合格率と落ちる人の特徴まとめ
宅建の5点免除を受けるためには、登録講習の修了試験に合格しなければなりません。
この試験は比較的やさしいものですが、油断すると1割弱の人が不合格になっているともいわれています。
でも、
- しっかり講習を聞き
- 復習を行い
- 落ち着いて試験を受ければ
十分合格できます。
せっかくの5点免除を無駄にしないためにも、確実に修了試験に合格できるように準備をしましょう。