秘書検定は、社会人に必要なマナーや事務スキルを学べる人気の資格です。
最近では、CBT方式(コンピュータを使った試験)での受験も可能になりました。
ただ、中には「CBTと従来の試験は何が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、
- CBT試験と従来の筆記試験の違い
- 合格率や難易度
- どちらを選ぶべきか
について分かりやすく解説していきます。
これから秘書検定を受ける方の参考になれば嬉しいです。
秘書検定CBT試験とペーパー―試験の違いは?合格率や難易度を比較
そもそも、秘書検定CBT試験とは?
聞いたことはあるけど、普通の試験と何が違うの?
と疑問を持つ方もいると思います。
まずは、試験の仕組みや違いをみていきましょう!
CBT(Computer Based Testing)試験は、紙の問題用紙ではなく、パソコンを使って解答する試験方式です。
全国350会場のテストセンターで受験できて、自分の都合に合わせて日程を選べるのが特徴。
従来の筆記試験は決められた日に全国の試験会場で一斉に行われ、問題用紙に直接記入し、試験終了後に答案が採点される流れです。
一方、CBT方式では、パソコンで回答なので試験終了後すぐに結果がわかります。
秘書検定CBT試験の3つのメリット
CBTがパソコンでの試験ということで、即時結果が分かるなど特徴があってメリットも大きいです。
ここでは、CBT試験の主なメリット3つを見ていきたいと思います。
秘書検定CBT試験メリット①:受験日を自由に選べる
CBT試験は、決められた試験日がなく、好きなタイミングで受験できます。
仕事や学業が忙しい人でも、スケジュールを調整しやすいのが魅力的。
秘書検定CBT試験メリット②:試験結果がすぐにわかる
従来の筆記試験は、結果が届くまで約半月かかります。
でも、CBT試験は随時開催され結果もすぐに分かるので、不合格だった場合再チャレンジのチャンスも増えますよね。
秘書検定CBT試験メリット③:試験会場の選択肢が広い
CBT試験は全国のテストセンターで受験できます。
上記の表にもあるように
- CBT試験会場数:47都道府県330会場
- 従来の筆記試験:47都道府県111会場(2022年11月実績)
と、筆記試験の3倍以上の会場数で、CBT方式なら近くの会場を選べ移動の負担が少なくなります。
秘書検定CBT試験の2つのデメリット
CBTは会場数も従来の3倍以上あり、パソコン試験なので結果判明までがスムーズとメリットが大きいです。
それだけなら、間違いなくCBTを選択したいところですが...
デメリットもあるようです。
秘書検定CBT試験デメリット①:過去問題の入手が難しい
CBT試験は問題が毎回変わるため、過去問題を参考にするのが難しいです。
従来の筆記試験は市販の過去問題集が豊富にありますが、CBT試験は出題傾向をつかみにくいといわれています。
秘書検定CBT試験デメリット②:パソコンの操作が苦手
CBT試験では、すべての問題がパソコンでの回答になります。
- 選択問題31問
- 記述(入力)問題2問
普段からパソコン操作に慣れていない場合、操作に戸惑って本番試験で時間切れになってしまうリスクはあるかもしれません。
パソコン操作に関連して、
- 画面でしか問題全体が見られない
- 紙にメモを取れない
など不利なポイントは以下にまとめています。
秘書検定CBT試験の合格率
CBT試験は、筆記試験よりも記述(入力)式が少ないから何とかなりそいう?
そんな気もしますが、実際の合格率はどちらが高いのでしょうか。
秘書検定CBTと筆記試験の合格率の違い
公式の発表はありませんが、CBT試験と筆記試験の合格率に大きな差はないと言われています。
どちらの方式でも、しっかりと勉強すれば合格できる試験です。
秘書検定CBT試験受験者の声から見る合格しやすさ
CBT試験を受けた人の感想を見ると、
- 選択式なので解答しやすかった
- 記述式がない分、負担が少なかった
といった声が多いです。
一方で、
- 問題のバリエーションが多く、対策が難しかった
という意見もあります。
そのため、しっかりと基礎を固めておくことが重要です。
CBTはパソコン試験なので過去問が手元に残りませんが、市販の過去問や問題をしっかり解いて理解しておけば十分合格可能です。
秘書検定CBTか筆記試験どちらを選ぶべき?
- 合格率も同じくらい
- すぐに結果が分かる
- 試験会場が筆記試験の3倍以上
- 随時開催
なのでCBTに人気が集まりそうですが実際はどうなのでしょう。
自分にはCBTと筆記試験と、どちらが向いているのかをチェックしてみてください。
秘書検定CBTがおすすめの人①:自分の都合に合わせたい
- 試験日を自由に決めたい人
- 早く結果を知りたい人
はCBT試験がおすすめです。
仕事や学業と両立しながら受験したい方にも向いています。
秘書検定気筆記がおすすめの人②:記述式問題に挑戦したい
筆記試験では、文章を書く力を試される記述式問題があります。
- パソコン操作が不安な人
- 従来の試験スタイルに慣れている人
は、筆記試験の方が合っているかもしれません。
秘書検定CBT試験の違いは?合格率や難易度まとめ
秘書検定CBT試験は、従来の筆記試験と比べて、
- 受験日を自由に選べる
- 結果がすぐにわかる
が大きなメリットだと感じました。
合格率に大きな差はないといわれているので、自分に合った受験方式を選んで受験してください。
どちらの方式でもしっかりと対策をすれば合格可能なので、ぜひチャレンジしてみましょう。