「TOEICでる1000(通称:でるせん)」は、パート5の文法対策で有名な問題集です。
TOEICの勉強をしている人なら、一度は名前を聞いたことがあるかもしれません。
でも「本当に必要なの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
中には「買ったけど、使わずに終わった…」という人もいます。
結論から言うと、「でる1000」が役に立つ人もいれば、そうでない人もいます。
この記事では「でる1000」が不要な人の特徴と、代わりにおすすめの勉強法を紹介します。
自分に合った学習法を見つけて、効率よくスコアアップを目指しましょう。
いらないと言われるTOEICでる1000とは?
まず、「でる1000」がどんな問題集なのか簡単に説明します。
パート5の文法問題を集めた問題集
「でる1000」は、TOEICのパート5(短文穴埋め問題)に特化した問題集です。
全部で1,094問あって、過去の出題パターンを分析して作られています。
この問題集をやり込めば、パート5の文法問題に強くなります。
TOEICは同じような問題が繰り返し出るので、パターンを覚えることでスコアアップが狙えるので人気です。
かなり難しいと感じる人も多い
「でる1000」は、TOEICの中級者や上級者向けの問題集です。
なので、文法の基礎ができていない人にとっては、かなり難しく感じることもあります。
また、解説が少しシンプルという特徴で、文法のルールを理解できていないと「なぜこの答えになるの?」と悩んでしまうこともあるようです。
TOEICでる1000がいらない人の特徴4つ
では、「でる1000」をやらなくてもいい人とは、どんな人でしょうか?
TOEICでる1000がいらない人の特徴①:スコアが800以上ある
TOEICのスコアが800以上ある人は、すでに文法力が十分にある可能性が高いです。
パート5の正答率も高くて、これ以上の細かい文法学習をするよりも、他のパート(長文読解やリスニング)に時間を使った方が効率的でしょう。
TOEICでる1000がいらない人の特徴②:パート5の正答率が90%以上ある
模試や公式問題集でパート5の正答率が90%以上あるなら、でる1000をやる必要はありません。
すでにパート5は得意な分野なので、他のパートの対策を優先したほうがスコアアップにつながります。
TOEICでる1000がいらない人の特徴③:文法よりも長文読解が苦手
「パート5はそこそこできるけど、パート7(長文問題)が全然解けない…」という人も、でる1000は必要ないかもしれません。
TOEICのリーディングは、長文の配点が高いです。
パート7の対策をしっかりやるほうが、スコアアップの近道になるでしょう。
TOEICでる1000がいらない人の特徴④:単調な文法問題が苦手で続かない
でる1000は、文法問題をひたすら解く問題集です。
- 同じような問題ばかりで飽きる…
- 続かない…
という人は、別の方法で文法を学んだほうがいいかもしれません。
「TOEICでる1000(通称:でるせん)」がいらないかどうかは、人によって異なることが分かりました。
TOEICでる1000の代わりにおすすめの勉強法4つ
「でる1000が合わないけど、文法を強化したい…」そんな人におすすめの勉強法を紹介します。
TOEICでる1000の以外おすすめ勉強法①:公式問題集を使う
TOEICの公式問題集は、本番と同じ形式の問題が載っています。
パート5の問題も出るので、まずは公式問題集をしっかり解くのがおすすめです。
本番と同じ形式なので、時間配分の練習にもなります。
TOEICでる1000の以外おすすめ勉強法②:文法書で基礎を固める
文法に不安があるなら、基礎からしっかり学ぶのが大切です。
- 一億人の英文法
- 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく
などの本を使って、文法のルールを理解しましょう。
TOEICでる1000の以外おすすめ勉強法③:スマホアプリを活用する
通勤や通学のすきま時間に勉強したい人は、アプリを活用するのもおすすめです。
- abceed
- スタディサプリENGLISH
などのアプリを使えば、スキマ時間にTOEIC対策ができます。
TOEICでる1000の以外おすすめ勉強法④:シャドーイングで文法を感覚で覚える
文法を暗記するのが苦手な人は、英語の音読やシャドーイングを試してみましょう。
英文を何度も聞いて声に出すことで、文法のルールが自然と身につきます。
TOEICのリスニング対策にもなるので、一石二鳥です。
TOEICでる1000がはいらない人の特徴まとめ
「でる1000」は、パート5対策に特化した優れた問題集ですが、全員に必要なわけではありません。
- TOEICスコアが800以上ある
- パート5の正答率が90%以上ある
- 文法より長文読解が苦手
- 単調な問題集が続かない
このような人は、
- 公式問題集
- 文法書
- スマホアプリ
- シャドーイング
など、別の方法で学習するといいでしょう。
自分に合った勉強法を見つけて、効率よくスコアアップを目指してください。