TOEFLには、主に「TOEFL iBT」と「TOEFL ITP」の2種類があります。
これらは試験の形式や目的が異なるため、スコアの比較が難しいとされています。
しかし、目安としての換算表が存在します。
この記事では、TOEFL iBTとTOEFL ITPのスコア換算表を紹介し、各スコアの意味や活用方法について解説します。
TOEFLITPとiBTの換算表|スコア比較早見表
まず、TOEFL iBTとTOEFL ITPの違いから見いきましょう。
TOEFL iBT
TOEFL iBTはインターネットを利用して行われる試験です。
- リーディング
- リスニング
- スピーキング
- ライティング
の4つの技能を測定します。
TOEFL iBTは、主に海外の大学や大学院への出願時に使用されます。
スピーキングやライティングの試験も含まれているため、英語での発信力が求められるのが特徴。
試験は、TOEFL iBTは、公式テストセンターで受験する必要があり、試験日はあらかじめ決められています。
スコアの有効期間についても違いがあります。TOEFL iBTのスコアは2年間有効です。
TOEFL ITP
TOEFL ITPはペーパー形式で、主に
- リーディング
- リスニング
の2技能を評価します。
そのため、TOEFL iBTの方が総合的な英語力を測る試験といえます。
TOEFL ITPは学校や企業内での英語力測定に使われることが多く、公式な留学試験としては認められていない場合があります。
そのため、留学を目指す人はTOEFL iBTを受験するのが一般的。
一方、TOEFL ITPは団体向けの試験であり、個人で自由に申し込むことはできません。
大学や企業が主催し、特定の会場で受験する形になります。
そのため、TOEFL ITPを受験できるかどうかは、所属する学校や企業によって異なります。
TOEFL ITPのスコアは公式な期限が決められていません。
ただし、多くの機関では、一定期間内のスコアを参考にすることが多いです。
試験の目的や受験できる環境を考えたうえで、どちらを受けるか決めることが大切になってきます。
TOEFL iBTとTOEFL ITPスコア換算表
以下に、TOEFL iBTとTOEFL ITPのスコア換算の目安を示します。
これはあくまで参考値で、正式な換算ではありません。
TOEFL iBT | TOEFL ITP |
---|---|
111-120 | 640-677 |
100-110 | 600-637 |
90-99 | 577-597 |
79-89 | 550-573 |
71-78 | 527-547 |
61-70 | 500-523 |
51-60 | 467-497 |
41-50 | 437-463 |
この表は、TOEFL iBTとTOEFL ITPのスコアを比較する際の一つの目安です。
TOEFL iBTとTOEFL ITPスコアの意味
各スコア帯が示す英語力の目安は以下の通りです。
- TOEFL iBT 111-120 / TOEFL ITP 640-677:非常に高い英語力を持ち、学術的な場面でも問題なく対応できるレベルです。
- TOEFL iBT 100-110 / TOEFL ITP 600-637:高い英語力を持ち、複雑な内容の理解や表現が可能なレベルです。
- TOEFL iBT 90-99 / TOEFL ITP 577-597:一般的な英語の使用において十分な能力を持つレベルです。
- TOEFL iBT 79-89 / TOEFL ITP 550-573:日常的な英語の使用において問題ないが、専門的な内容にはやや難があるレベルです。
- TOEFL iBT 71-78 / TOEFL ITP 527-547:基本的な英語の理解と使用が可能なレベルです。
- TOEFL iBT 61-70 / TOEFL ITP 500-523:簡単な英語のやり取りが可能な初級レベルです。
TOEFL iBTとTOEFL ITPスコアの活用方法
TOEFLのスコアは、留学や就職など、さまざまな場面で英語力の証明として活用されます。
特に、TOEFL iBTは海外の大学や大学院への出願時に要求されることが多いです。
一方、TOEFL ITPは国内の大学や企業での英語力評価として利用されることが多いといわれています。
TOEFLITPとiBTの換算表|スコア比較早見表まとめ
TOEFL iBTとTOEFL ITPは、試験の形式や評価する技能が異なるため、スコアの直接的な比較は難しいです。
しかし、上記の換算表を参考に、自身の英語力を把握し、目標設定や学習計画に役立てることができます。
各試験の特徴を理解し、自分の目的に合った試験を選択しましょう。