勉強法 国家資格

二級建築士は意味ない?一級との違いと将来性

二級建築士意味ない

「二級建築士は意味がない」と聞くことがありますが、本当にそうでしょうか。

せっかく資格を取っても

  • 二級じゃ仕事に役立たない
  • 収入が増えない



と感じる人もいます。

その一方で、しっかり活かしている人も多いです。

  • どんな仕事に向いていて、どんな人には不要なのか
  • 一級建築士との違い
  • 将来性



についても詳しく解説します。

これから建築士を目指す人が後悔しないように、わかりやすく説明していきます。

資格を取るべきか迷っているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。

二級建築士とは意味ない?どんな仕事ができるのか

二級建築士は、建築のプロとして認められる国家資格のひとつです。

この資格があると、家や小さな建物の設計や管理をすることができます。

設計できる建物の大きさ

二級建築士が設計できるのは、主に次のような建物です。

  • 一戸建ての住宅
  • 500㎡以下の建物(学校や病院など一部の施設は200㎡以下)
  • 木造3階建て以下の建物



大きなビルや商業施設は設計できませんが、一般的な住宅の仕事には十分な資格です。

働ける場所

二級建築士の資格を持っていると、次のような仕事に就くことができます。

  • 設計事務所で家の設計をする
  • ハウスメーカーや工務店で働く
  • リフォームやリノベーションの仕事をする



特に住宅関係の仕事をしたい人には、とても役に立つ資格です。

意味ないといわれる二級建築士と一級建築士との違い

二級建築士と一級建築士では、できる仕事の範囲が大きく違います。

設計できる建物の違い

資格設計できる建物
二級建築士一戸建てや小規模な建物(500㎡以下)
一級建築士すべての建物(高層ビルや商業施設も可)



一級建築士は、

  • ビル
  • マンション
  • 公共施設



などの大規模な建物も設計できます。

より大きなプロジェクトに関わりたいなら、一級建築士を目指すのがよいでしょう。

収入の違い

収入についても、一般的には一級建築士のほうが高くなりやすいです。

ただし、これは働く会社や経験によって変わります。

二級建築士でも、実力があれば十分に稼ぐことは可能です。

二級建築士は意味がないと後悔する人の特徴3選

二級建築士の資格を取っても、「思ったより役に立たなかった」と後悔する人もいます。

どんな人がそう感じるのか、特徴を見ていきましょう。

二級建築士意味がないと後悔する人の特徴①:大きな建築物の設計をしたい人

高層ビルや大きな商業施設の設計に関わりたいなら、二級建築士ではなく一級建築士を目指したほうがよいです。

二級建築士の資格では、小規模な建物しか設計できません。

二級建築士は意味がないと後悔する人の特徴②:収入アップをすぐに期待している人

資格を取ったからといって、すぐに給料が大きく上がるわけではありません。

  • 会社から資格手当がもらえたり
  • 設計の仕事ができるようになれば



収入が増える可能性はありますが、すぐに大きな変化があるとは限りません。

二級建築士は意味がないと後悔する人の特徴③:施工管理や現場仕事をしたい人

建築の仕事には、設計以外にも施工管理(工事の指揮をする仕事)などがあります。

現場監督をしたいなら、二級建築士よりも「施工管理技士」の資格のほうが役に立つ場合があります。

意味ないはウソで二級建築士を取るメリット3つ

意味がないと感じる人がいる一方で、二級建築士の資格を活かして働いている人もたくさんいます。

この資格を取るメリットを見てみましょう。

意味ないはウソで二級建築士メリット①:戸建住宅の設計ができる

二級建築士があれば、一戸建ての家を自由に設計できます。

住宅設計の仕事をしたい人にとっては、とても価値のある資格です。

私の実家は古くちょくちょくリフォームする度に、近所の二級建築士さんに依頼していました。

  • 外壁
  • 内装
  • トイレ
  • 玄関
  • 増築



トータルすると、ほぼ一軒丸ごとですね。

あれから20年以上経った今でも、古いまま頑丈にそびえたっています(笑)

意味ないはウソで二級建築士メリット②:独立できる

資格があれば、自分で設計事務所を開くこともできます。

工務店やリフォーム会社と協力すれば、フリーランスとして働くことも可能です。

意味ないはウソで二級建築士メリット③:転職やキャリアアップに有利

設計事務所やハウスメーカーでは、二級建築士の資格を持っていると採用や昇進で有利になることがあります。

特に経験を積んでいけば、よりよい条件で働ける可能性が高くなります。

二級建築士意味ないはウソで有望な将来性

建築の仕事は、今後もなくなることはありません。

特に住宅業界では、二級建築士の仕事が求められ続けるでしょう。

住宅のリフォーム需要が増えている

新しく家を建てるよりも、古い家をリフォームして住み続ける人が増えています。

そのため、リフォームの設計ができる二級建築士の仕事はこれからも必要とされます。

地方では特に需要が高い

都市部では大きな建築物の仕事が多いです。

一級建築士のほうが活躍しやすいですが、地方では戸建て住宅の需要が高く、二級建築士が活躍できる場面が多くあります。

二級建築士は意味ない?一級との違いまとめ

二級建築士の資格が「意味がない」と感じるかどうかは、目指す仕事によることが分かりました。

  • 大きな建物を設計したい人には向かない
  • 住宅設計をしたい人にはとても役に立つ
  • リフォームや小規模な建物の仕事が増えており、将来性もある



どんな働き方をしたいのかを考えて、資格を取るかどうか決めるのが大切です。

もし住宅業界で活躍したいなら、二級建築士は十分に価値のある資格と言えるでしょう。

意味ないということはありません。

しっかり計画を立てて、チャレンジしてみてください。

  • この記事を書いた人

もも

アラフォー2児の母| 出産後30代で行政書士試験突破| 今は資格をいかした在宅ワーカー|

-勉強法, 国家資格

S